The West Highland Way

日本の自然も大好きだけど、海外の自然の中も歩いてみたいな〜。
元気が出ず、引きこもりがちになっていたときに、ふと海外トレイルをひとりで歩く夢を思い出しました。
石橋を叩いて渡る前に壊してしまうくらいに、慎重すぎて行動できない性格だったので、
自分にはめずらしく、アイデアがまとまってから1週間後の飛行機を予約。
 
体力に自信なし、海外でひとり旅もしたことない… でも、まずはどこか歩きに行ってみよう。
自然に元気を分けてもらいに歩いて来ました。
そして、感じたことをつらつら書いてみました。

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各日程の記録は以下の表のリンクからとべます。 
2018 6/18~23
行程
距離/時間(目安)
宿泊
値段
£=¥147
Milngavie - Drymen
19km/ 5h
£20 
Drymen - Rowardennan
23km/ 7h
£22.50
Rowardennan - Crianlarich 
32km/ 10h
£20
Crianlarich - Bridge of Orchy
21km/ 5h
£30
Bridge of Orchy - Kings House 
21km/ 5h
£17
Kings house - Fort William 
36km/ 10h 

挑戦:1ヶ月で仏検DELF B2合格できるかな

パリに来て4日目。

いままで「気が向いたら移動・新しい場所で新しいことに挑戦」という旅スタイルを主にとってきたし、そのおかげで今までは会わないような人たち、行かない場所にたくさん出会えたし、カチコチだったわたしも臨機応変さや柔軟性を少し持ち合わせれるようになったと思うし、どんなピンチでも動揺してパニック発作にまでならなくなった。

 

でも、珍しく滞在目的の明確化と目標設定をしようと思う。

 

目標: 2ヶ月後のフランス語検定DELF B2 に合格する

 

今月のルール: 

→英語禁止 (日記もフランス語、HelloTalkという無料言語交換アプリに投稿して添削してもらう)

→毎日RFI (Radio France Internationale)のリスニング。ちなみにPodbeanというアプリで聴いている。Langsam Gesprochene というドイツ語のチャンネルもきこう。格好良いと思う

→語学学校の予習・復習

→フランス語の本4冊読み終える

フランス語の辞書は携帯アプリを2つダウンロードした。Linguee 無料とCollins Dictionary (EN⇄FR) ¥1800 ふたつともまあ良い。前者は例文、後者は文法など細かいところ用。

→毎日新しい単語最低20、もちろん使う

→フランス・ドイツの大学院の下調べ、リスト化、アドミンとコンタクトとる

→引き続きアラビア語(talkinarabic.comを使用。標準アラビア語だけでなく、いろんな方言のビデオと原稿PDFがついてるから現状維持にはおすすめ)

→人と話す…

 

昨日の夜は、初めてTinderを使用してみた。まずあえてプロフィールはフランス語で書く。そうすると、いろんな人と必然的にフランス語でメッセージのやり取りをすることに。恋愛の出会い系アプリも友達作りに使えるし、設定範囲をとても狭くすれば気軽に人に会えるし、語学練習や現地の生活のリアルな話が聞けるしまあ面白かった。なんでも使い方次第。

 

以上。

 

人の家を泊まり歩いて学んだこと

パリのアパートの一室。同じKサイズのベッドで寝ている昨日知り合ったイタリア人の男性のいびきに起こされる。そのとなりのオランダ人の女の子はまだ熟睡しているから不思議だ。

 

これを読んでへんな想像しているようであれば、それは反省していただきたい。3人は12時間前に、はじめましてを交わしたばかり。オランダ人の子も、わたしも、カウチサーフィンという、現地の人の家に泊めてもらうアプリを通して知り合ったこのイタリア人の男性にただで泊めてもらっているだけだ。エアマットレスもあるのだが、みんなキングサイズベットに寝たいということでこのアレンジメントになった。宿泊費節約のために使い始めたけれど、純粋にその国で暮らしてる人のローカルな生活が除けたり、いろんなひとのライフスタイルが経験できるのが何より楽しい。その代わりに、自分に何にできるかって考えるのもいい勉強。

 

5ヶ月も放浪してると、必然と自分の旅スタイルが見えてくる。観光よりも何よりも正直1番の楽しみはいろんな人に出会って、その人のその地での生活をのぞかせてもらうこと。あとは言語を学ぶことかな。この5ヶ月間いろんなところに泊めさせてもらった。訪問国チョイスがどこも物価の高いところばかりだったため(これは後々説明)宿泊費節約を考えた結果いろんな経験ができた逆にできたと思っている。

 

大学院の前期のあとに休学届を出したわたし。もともと、休学する勇気もなかったわたしは、休む何か「ちゃんとした理由」が欲しかった。だから、もともと親との旅行で行く予定だったイスラエルエルサレムインターン先に履歴書を送り、約2週間ほどで現地のNPOで無給でインターンさせてもらうことに。にしても物価が高いイスラエル。そこで workaway.comというボランティアマッチングアプリでホステルを見つけ、ホステルで働く代わりに寝泊まり食費ただで過ごす方法を見つけた。ここで、ホステルでのボランティアの方が楽しくなったのと、インターンにコミットする前にいろんなところを見たくなり、インターンをやめてworkawayでしばらくイスラエル内を旅行した。エルサレム郊外のホステルの後は家族経営のレストラン、そのあとはホステルで知り合った友達とシリアとの国境近くを1週間ほど歩いた。友達が働いてたなつめやし農園で寝袋とマットを借りて、星を見ながらシュラポンしたのはいい思い出。そのあと、カウチサーフィンを利用したり、旅途中に出会ったひとで「泊まりに来なよ!」と誘ってくれた人のお宅に泊めてもらった結果、宿泊代を払ったのはパレスチナでアパートを借りた2ヶ月のみ。その間も、難民キャンプに住む大学の友達(大学の授業は案外もぐれるもの。All you need to do is ask.) の家に泊めてもらったり、ルームメイトの遠い親戚の人に泊めてもらったり、いろんな人と一晩でもいっしょにすごくだけで言語が喋れなくてもより深く繋がれる。

 

例えば、わたしの最初のカウチサーフィンのホストはエルサレムに住む学校の先生兼個人ツアーガイド。学校ではイスラエルの土地について、歴史・地理・政治を組み合わせて、実際に生徒をその場所まで連れて行って説明する授業をおしえてるものだから、すごく土地に詳しかった。よいハイキングスポット教えてくれた上に、寝袋、そして地図まで貸してくれて、送り出してくれた。この時は2泊3日の弾丸ハイクで、到着した現地で出会った砂漠専門の地理学者の家族とともに1日歩き、キャンプファイヤーも共にさせてもらった。テントを持って来ていなかったため、正直夜中雨が降ったのは予想外であったが、まあそれもよい経験。死海のそばを歩いていたら、一つテントが空いてるよと言われてそこで一晩過ごしたり、とにかく話しかけて、なんでも聞いてみる。そしたらいろんな出会いが生まれる。知らない人でも助けてくれるし、わたしも助けてあげる。そんなんで大丈夫なの?って最初は思ったこともあったけど、意外と大丈夫。

 

ただで泊めてもらう、なんてみっともない、人頼りの自分!って思ったこともあったけど、じゃあ泊めてもらう代わりに何ができるか、っていつも考えるようになった。料理が全くできなかったわたしも日本食(もどき)を振舞ったり、折り紙スキルを急向上させたり、ユーモアセンスゼロのわたしも誰とも楽しく話せる自信もちょっぴりついた。あとは耳を傾けて本当に心からひとの話を聴く態度(まだ訓練中)。

 

なんかまとまりのない文章になってしまったけど、いろんなひとの家を泊まりあるいたり、普段出会わない人と過ごすことで世界観が一気に広がったのは確か。そして、自分の許容範囲も広がった(my motto: Don’t judge, try to understand)。もちろん1人で旅する女性として気をつけなければいけないこともあるけど、その辺もわかってくるもの。人間って面白いなって思うし、ひとのあたたかみを感じれるよい経験。いつかこの恩返しをしたいな。

 

予算が限られてるからこそ工夫して生まれる新たな機会、出会いもある。

朝の6時。今週はフランス語の本を一冊読み終わるぞ。そして、引き続き人との出会いを大切にしていきたい。うむ。日記になってしまった。

 

 

ブログはじめます

日本を後にして放浪生活を始めてから5ヶ月。やっと、自分の人生の舵を自分できる感覚のイメージがうっすら見えてきたり(そうでなかったり)する今日この頃。少なくとも、未知の将来に対しての不安に押しつぶされないくらいには、心も体も軽くなってきた。いろんな人の生活を見せてもらい、いろんな出会いを通じて、どんなライフスタイルに自分は惹かれるのか、どんな人間になりたいのかが少しずつだけどうっすりぼんやり見えてきて、それに向かうだけの勇気もちょっとずつでてきたかな。ありがとう。わたしは幸せだな。

 

頭の中を整理するためにブログを始めようと何度も思いながら、発信が怖くて、人にどう思われるか怖くて、感情を整理できなくて、変に完璧主義になっちゃって、書き直してばかりで、なんにも投稿せずにここまで来てしまった。

でも、友達に背中押してもらったので、今日から始める。うん。

 

まずは何から書き始めて良いのかがわからないため、なぜブログを書くか、について言葉に整理してみることに。

 

ブログを書く理由

→思考の整理、言語化

→発信して人とつながる

→人の目を気にしないで自分の意見を言えるようになる

→日本語を忘れないため

 

とりあえずこんな感じかな。

ではまた明日。

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Dear Friend, 

I’ve been meaning to start a blog for a long time but never had the courage and the motivation to do so. However, reading your recent blog posts have really encouraged me to do the same so here it is. Since I seem to freeze every time i try to write to a wider audience, I’m going to do this in a style of a personal letter to tell you about certain topics that I think may interest you related to events that happened or thoughts that coursed through my brain that day. I hope this will be enjoyable and to your taste. 

Best, 

A

 

 

The West Highland Way Day 6

Day 6
記録:Glencoe villageからKings House - Kinlochleven間をスキップしてFort Williamまで向かう予定だった。というのも、KinlochlevenとFort Williamで宿が予約できず、その日のうちにEdinburghに帰らなければならなかったからである。終電はFort William 17:25発。しかし、Glencoe Village から出てるバスは始発が7:30、移動に30分かかったとして、9時間半でKings HouseからFort Williamまで36km歩き切れる自信がなかった。でも、どうしても全部歩ききりたいし、目玉の一つであるDevil's Staircaseを歩かないでどうする...ということで、5:00に起きて、Glencoe Villageまで歩きヒッチハイクを試みることに。ヒッチハイクするのは一人では初めて。朝なので車も少ない。6時をすぎて諦め始めた頃に、車が止まってくれた!Kings House Hotelの工事現場で働くアイルランド人3人組。Kings House Hotelはちょうどトレイル上にあるのでちょうどよい。本当に感謝。ということで、Kings Houseから36km歩くことになった。朝一番は本当に気持ち良い。そして誰もいない山の中をかけるのは最高だった。Devil's Staircaseの後の、下り道は景色もよくとても楽しかった。自分の中で一番意外だったのは、長時間ひとりで歩くのはさすがに寂しく孤独だと思っていたけれども、実際に歩いてみると全く苦痛でなく、むしろ楽しめた。ここはショートカットしないでよかった。16:30頃到着。Ben Nevisに登れないのは残念であったが、また今度。そこから、6時間電車を乗り継ぎ、エジンバラへと戻った。ここには書いていないが、他にもたくさんの人と出会って、いろんなお話が聞けて、また自分と向き合う時間もたっぷりあって、良い6日間であった。もうちょっと長くいたかったな。

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The West Highland Way Day 5

Day 5

記録:今朝は、同じ宿に泊まった人と、近くのパブできちんとした朝食を。Porridge Honey & Creamという謎の組み合わせだったが、暖かいごはんは嬉しかった。この日は、ドイツ人の愉快な女子二人組と例のイギリス人大学生と4人組でKings Houseまで歩いた。愉快な女子二人組は14年間一緒に暮らしてるベストフレンドで、阿吽の呼吸で助け合っていて羨ましかった。一人は考古学者、もう一人はドイツ南東部のいろんな人をインタビューする仕事をしてるそうで、ふたりとも本当に愉快であり、また計画性ばっちりでとても助かった。天気にはまたも恵まれ、最高の景色。でも、このように偶然出会い、すれ違う人々の話が面白くて、いろんな生き方があるんだなあってちょっと気持ちが楽になる。Kings Houseまではあっという間。ここまでくると、標高高め(といっても、せいぜい1000m前後)の山に囲まれ、景色もだいぶ変化してくる。Glencoe Ski Resortでケーキを食べてから、ドイツ人2人にはお別れを告げ、何人かでGlencoe Villageの方までバスで移動することに。バス停まで行くと、何人かがヒッチハイクに成功していたので、私たちも試みると15分ほどで成功。乗せてくれたのは優しそうな現地のおばさん。とってもアクティブで、ロッククライミングとか1人でスコットランド横断したりしてるらしい。Glencoe Villageまで乗せてもらって、そこからは一人で散策。とっても美しい町で、夕方のお日様に照らされて山と湖に囲まれて、ほんとにうっとりする。一方でGlencoe Massacreの土地として有名でもあり悲しい歴史も持つ。ユースホステルはvillage centerから歩いて30分以上かかり、とても遠かったが安いので仕方ないだろう。

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The West Highland Way Day 4

Day 4

寝坊。そして膝が痛い。この日のセクションをスキップするか悩んだが、荷物だけ送ってゆっくりマイペースで歩くことに。なんだかんだ、初めてひとりで歩いた。膝のサポーターを購入したり、荷物配送サービスの手配をしたあと、ゆっくりまったり歩き始める。今日は快晴。そして、昨日まで夢中で会話して気づかないことも、今日は全て吸収している気がする。そして、この静寂に心洗い流される。あーーーーー、幸せ。この日は道も平で歩きやすかった。神様、ありがとう。途中の広々とした平原に出た時の開放感といったらもう、言葉にできない。お花が綺麗。黄色いお花がぽつぽつ、ぽつ。牛さん、羊さん、こんにちは。だーれもいない。この景色を独り占め、なんて贅沢。Tyndrumに到着。スープとパンを食べて、町を歩き回ったら、ぼちぼち歩き出す。ここからも、ほとんど誰ともすれ違わず、高ーくあおーい空のしたで、まーーすぐにのびた道をひたすら歩く。風が気持ちい。夏のスコットランドは22:00過ぎまで明るいから、時間も気にしなくても良い。道端に寝そべってみたり、お絵かきしたり、芝生に飛び込んでみたり、子供の頃に戻る感覚。途中、マウンテンバイクたちがすごい勢いで通り過ぎる。やっとBridge of Orchyに到着。宿はどこ?なんとプラットフォームの上。おもわず笑ってしまった。今日唯一何回かすれ違ったチェコから来たカップルとおしゃべりした後、そのままパブに向かい、例のイギリス人大学生たちと混ざってトランプで遊んだ。人生初パブでビールを注文した。その晩は、オランダ語、ドイツ語、アフリカーンス語(どれも似ているらしい)で賑わい、言語がもっとわかったらなあと思いながら、なんだかんだ楽しめた。

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The West Highland Way Day 3

 Day 3

記録:この日の行程が一番心配だった。32km… 昨日歩いたイギリス人もまた同じ宿に泊まるということで、この日もがっつり11時間一緒に歩いた。おかげさまで朝まで土砂降りだった雨も出発時には止み、早めに出発。朝一番の空気は気持ちよかった。この日はまずは森の中をたくさん歩き、そこから再び視界がひらけ湖と再会。何人かが湖のふちで一列になって日向ぼっこをしていて羨ましかった。わたしたちは歩かなければいつまでたってもつかない。この日も、いろんな緑に遭遇した。森の中の苔の色、平原の薄い明るい黄緑、遠くの山の緑、緑、緑、緑。きもちいー。お日様も元気になってきて、ヒリヒリしてきたとおもったら、滝が現れ涼しい気分にさせてくれたり、羊さんたちと一緒に歩いたり、長い道のりも変化が絶えず飽きなかった。また、イギリス人大学生と11時間ぶっ通しで飽きずに話し続けられたことがすごいと思った。やっとYH到着。もともと悪い膝が悲鳴をあげていた。この日のYHのルームメイトたちは、愉快な人が多かった。オランダ人のナース、フランス人のパティシエ、冒険家の救急救命ドクター、元気はつらつドイツ人おばあちゃん姉妹。夜ご飯は大量のりんごと冷凍Shepherd's pie (激まず)。おやすみ。

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